Claude Code v2.1.89 リリース
claude-code v2.1.89
概要
Claude Code v2.1.89は、PreToolUseフックへの「defer」権限決定機能の追加、ちらつきのない代替スクリーン描画オプション、PermissionDeniedフック、名前付きサブエージェント機能などの新機能が加わりました。同時に、Windowsでの改行処理の問題、音声入力の不具合、メモリリーク、LSPサーバーのゾンビ状態、大規模セッションでのクラッシュなど、多数の重要なバグ修正が実施されています。MCP接続の最適化やUIのレンダリング改善も含まれており、全体的にセッションの安定性とUX向上が図られています。
何が変わったか
- ・PreToolUseフックに「defer」権限決定機能を追加 — ヘッドレスセッションがツール呼び出しで一時停止でき、-p --resumeでフック再評価が可能に
- ・CLAUDE_CODE_NO_FLICKER=1環境変数を追加してちらつきのない代替スクリーン描画と仮想スクロールバック機能を提供
- ・自動モード分類器の拒否後にPermissionDeniedフックが発火 — (retry: true)を返すことでモデルの再試行が可能に
- ・@メンション型変え候補に名前付きサブエージェントを追加
- ・MCP_CONNECTION_NONBLOCKING=trueを-pモードに追加してMCP接続待機をスキップ、--mcp-configサーバー接続を5秒で制限(遅いサーバーでのブロッキング回避)
- ・自動モード: 拒否されたコマンドに通知を表示し、/permissions → Recentタブに表示、rで再試行が可能に
- ・Edit(//path/**)およびRead(//path/**)許可ルールをリクエストパスではなく解決されたシンボリックリンクターゲットで確認するよう修正
- ・音声プッシュトークがいくつかの修飾キー組み合わせで起動しない問題を修正、Windows上の音声モードが「WebSocket upgrade rejected with HTTP 101」で失敗する問題を修正
- ・WindowsでEdit/Writeツールが改行を二重にし、Markdownハードラインブレーク(末尾2スペース)を削除する問題を修正
- ・複数スキーマ使用時にStructuredOutputスキーマキャッシュバグで約50%の失敗率が生じていた問題を修正
- ・長時間実行セッションで大規模JSONインプットがLRUキャッシュキーとして保持されるメモリリークを修正
- ・非常に大きなセッションファイル(50MB超)からメッセージを削除時のクラッシュを修正
- ・クラッシュ後のLSPサーバーゾンビ状態を修正 — サーバーはセッション再起動ではなく次のリクエストで再起動
- ・CJKまたは絵文字を含むプロンプト履歴エントリが~/.claude/history.jsonlの4KBバウンダリで失われていた問題を修正
- ・/stats統計がサブエージェント使用を除外してトークン数を過少計算し、統計キャッシュ形式変更時に30日超データを喪失していた問題を修正
- ・-p --resume遅延ツールインプットが64KBを超える場合やマーカーなしでハングする問題、-p --continueが遅延ツールを再開しない問題を修正
- ・macOS上のclaude-cli://ディープリンクが開かない問題を修正
- ・MCPツールエラーがサーバーが複数要素エラーコンテンツを返す場合に最初のコンテンツブロックのみに切り詰められていた問題を修正
- ・SDKで画像を含むメッセージ送信時にスキルリマインダーおよび他のシステムコンテキストが削除されていた問題を修正
- ・PreToolUse/PostToolUseフックがWrite/Edit/Readツールのfile_pathを相対パスではなく絶対パスで受け取るよう修正(ドキュメント動作に合わせる)
- ・自動コンパクト暴走ループを修正 — 3回連続コンパクト後にコンテキストが即座に制限を埋め尽くされるのを検出、APIコール消費を止めて実行可能なエラーを返す
- ・長セッションのツールスキーマバイト変化によるプロンプトキャッシュミスを修正
- ・ネストされたCLAUDE.mdファイルが多くのファイル読み込み時に長セッションで何十回も再注入されていた問題を修正
- ・--resume古いCLIバージョンのツール結果やトランスクリプト中断による読み取り失敗でクラッシュしていた問題を修正
- ・APIが権限エラーを返した際に誤解を招く「レート制限に達した」メッセージを修正 — 実際のエラーと実行可能なヒントを表示
- ・フックif条件フィルタリングが複合コマンド(ls && git push)または環境変数プレフィックス(FOO=bar git push)付きコマンドにマッチしない問題を修正
- ・重い並列ツール使用時に折りたたまれた検索/読み取りグループバッジがターミナルスクロールバックで重複していた問題を修正
- ・通知無効化が現在表示中の通知をすぐにクリアしない問題を修正
- ・処理中にバックグラウンドメッセージが到着した場合、送信後にプロンプトが短く消える問題を修正
- ・デーヴァナーガリーおよび他の結合マーク文字がアシスタント出力で切り詰められていた問題を修正
- ・レイアウト変化後のメインスクリーンターミナルでレンダリングアーティファクトが発生していた問題を修正
- ・macOS Apple Siliconで音声モードがマイク権限をリクエストできていなかった問題を修正
- ・Windows Terminal Preview 1.25でShift+Enterが改行挿入ではなく送信してしまっていた問題を修正
- ・tmux内iTerm2で実行時のストリーミング中に定期的なUIジッターが発生していた問題を修正
- ・Windows PowerShellでgit pushなどのコマンドがstderrに進捗を出力した場合にPowerShellツールが誤って失敗を報告していた問題を修正
影響
開発者の日常的なワークフローは大幅に改善されます。Windows環境でのファイル編集がより確実になり、リモート開発やCI/CDでのヘッドレス実行がより柔軟かつ安定します。UIのちらつき削除やレンダリング修正により、ターミナルでの作業体験がスムーズになります。長時間実行セッションでのメモリリークやクラッシュが解決されたため、バックグラウンドで自動タスクを実行させる際の信頼性が向上し、不意の中断による生産性低下が減少します。
対象ユーザー
Claude Codeユーザー・AIエンジニア・開発者
まとめ
Claude Code v2.1.89は、新機能の追加と堅牢性向上のバランスが取れたマイナーアップデートで、特にWindows環境やヘッドレス実行、長時間セッションでの信頼性が大幅に向上しています。
ソース
claude-code v2.1.89
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